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「じゃあ、気を付けて行くとよ」
「うん」
私は駅のホームに立った。
そこから改札が見えたが、母の姿は見えない。
(もう帰ったとかな?)
電車がホームに入ってきた。私が乗る電車だ。
その時。
(!?)
電車が改札を隠してしまう一瞬前、母の姿が見えた。
私は電車に乗り込み、窓に張り付いてその姿を確認した。
…トイレが近くてよかった。
こんな顔を人前に晒せないからだ。
洗っても洗ってもなかなか平静に戻らない顔と格闘し、終点の駅までの一時間ずっと、私はトイレを占拠した。
…母が憎かった。
最初、既に帰ってしまったと思わせてこんな登場の仕方はない。
この止まらない頬を伝う熱は、母のせいだ。
実家を去ろうとしているのに、もう帰りたくなっているのは、母のせいだ。
ようやく顔が冷えた頃、駅に着いた。
乗り換えのためホームを急ぐ時、やけに荷物が重く感じられた。
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え~、ノンフィクションですねこれは(爆)
のっけから飛んじゃっててすみません。ヒイてたらすみません。
でも謝罪はしません、後悔もしません(爆)
今日(正確に言うと昨日か)、母が来ました。
まあ、だからなんですが。
上の飛んでるノンフィクション小説は、9月に帰省した時の話ですね。
正直言って、かなり堪えましたよ。
あれですね、いわゆるグッときたというやつでしょうか(笑)
でも母親実際来ると、そんなのどこへやら。
せからしい(=うざい)って思っちゃうんですがね。
上の話書いてる時、目からちょっとだけ汗が出たってのは、ここだけの話ですよっ(笑)