と言っても普通のですが(爆)
いや、ある意味普通じゃないかもしれない。
冥界に還った王のその後みたいな。
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禁じられた者たちの地
光り輝く扉の向こうで、かつての家臣たちとつかの間の再会を喜んだ。しかし自分は彼らとは違う。彼らの中には既にもう転生した者もあるのだ。これ以上彼らをここに留まらせてはいけない。
そうして彼らと別れてどれほど歩いたのか。王は、荒れ果てた大地に辿り着いた。冥界にこのような地があるとは思いもしなかった。
「おや、今、来訪する者があるとは・・・。時期にはまだ少し早いはずですが・・・」
そこへ話しかける者があった。アンクの描かれた、裾の長い服を着ている。髪は長く、性別を感じさせない、一種神聖な雰囲気を纏っていた。
「どなたかは存じませんが、ここにいらっしゃったということは、貴方も長き眠りを強いられているのですね」
「・・長き・・・眠り・・・?」
「そう、世の秩序を乱す者としてね。ここにいる者たちは皆そうです。戦うための剣を奪われ、いつ終わるともしれない贖罪の時を過ごしている」
見れば、辺りに蹲る者たちの表情は皆、長き苦渋を耐え忍んでいるといった感じであった。
「もちろん、すぐにここから出られる者も少なくない。しかし・・・」
その者は天を仰ぎ見た。深く重厚に立ち込めた雲は流れることを知らない。
「私はここは長いものでね。恐らく釈放されることは決してないでしょう」
「・・・・」
王はその話をいつの間にか自分に置き換えて聞いていた。その者の話すことは不思議と自分の境遇と似ていたのだ。そして、恐らくもう自分が現世に還ることはないというところも・・・。
その時、俄かに天より一閃の光の筋が差し込んだ。
「・・・来ましたね」
「?」
「ある一定の期間毎に、この儀式は行われるのです。そして、あの光に差された者は、現世へ戻ることができるのですよ」
しかし、そう言うその者の顔は冷静なままだった。一縷の希望も持っていないということなのだろう。
辺りを見れば、一閃また一閃と、差し込める光。開放への歓喜の雄叫びと、それに対する羨望の声ががこだまし始めた。
と。
「・・・!」
突如、背後から目の眩むような、衝撃にも似た煌きを感じ取った。返り見ると、その者が光に覆われている。
「・・・・まさか、この私が赦された・・と・・・?」
その顔は正に驚きで一杯だった。信じられないといった風を隠さない。
しかし、やがてその顔がふわりと緩み。
「貴方も遠くないかもしれませんよ」
「え?」
「この私が現世に、戦いの場に舞い戻ることを赦されたのですから」
「現世に・・・戻る・・・」
王は、その言葉をまるで初めて聞いたかのように繰り返した。
「少し、暴れてきます。こんなこと、きっと滅多にないでしょうから」
そう言ってアルカイックに微笑むと、その者はひらりと裾を翻し、光とともに天へ舞い上がった。そして、同じように光に選ばれた者たちを率い、空の彼方へと消えた。その後姿からでも、その者が心底楽しんでいるということが伝わった。
そうして・・・。
それをどこか羨ましく見送る王の元に、一閃の光が差し込んだ。
end
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死者蘇生制限復帰おめでとう話。(そういう話だったのか)
うっかり死者蘇生に萌えてしまった結果が、これだよ!ww
まさかの死者蘇生擬人化(爆)
性別はなし。
見かけは想像すると何故かブラマジに似てしまう(肌:青)
遊戯王は死者蘇生に始まって死者蘇生に終わる。
しかもそのカードが長く禁止だとか(しかも禁止→制限になったカードの中ではもっとも長い3年半もの間)、もう萌えるしかないじゃないか!(ドン引き)
やっぱり自分の萌えポイントは人と相容れない気がします(笑)
そうそう原作だけじゃなくて、GXも結構死者蘇生に始まり死者蘇生に終わる感じと思う!
第一話で表遊戯と十代がぶつかった時、死者蘇生のカードが落ちてるんだよね!
後、最終話では闇遊戯出てくるし!(死者蘇生した的なイメージで)
小説書くのが久々過ぎてヤバい。
もしかして1年以上書いてないんじゃないか。
や、ひょっとするともっとだぞこれww
だが、これでオフ友も私が絵描きではなく文書きだと信じてくれるはずだ!(笑)
大体自分の絵に対してベラベラ喋繰りまくるなんて、どう見ても絵描きじゃなくて文書きですありがとうございましたwww
きっと今頃、世間様では海馬の誕生日絵が多数UPされているんでしょうねー(他人事)
一応、3番目に好きなキャラのはずなんですが、どうやら1、2番目との差が半端ないようです(おま)
ああそうだ、昔に比べたらちょっとは絵上手くなったから、昔没った海馬と闇遊戯の絵でも描き始めることにします。
まああんまり海馬は写ってないんですが(笑)
・・・その絵は、当時もちょっと概念的にアレかなとか思ったんですけどね!(爆)
うーん最初は割と普通の意味で考えた構図だったんだけどなあ(何なんだ)

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